ルマン・決勝
金曜日, 6月 20th, 2008決勝の報告です。
マシンが一度壊れてあらためて作り直した直後で、セッティングもうまく出来てない状態だったので、最初からとばさず無理ない走行で完走を目指す作戦でした。
うまく残れれば、半数以上がリタイアすることを考えると、うまくいけば上位も夢じゃない、ということです。
ファーストドライブはチームメートのフランス人ドライバー、ジャンがつとめます。

彼はびっくりすることに隻腕ドライバーなのです。左腕が事故により義手なのです。だからステアリングに手首から金具でジョイントしてドライブします。
しかも見映えが銀行マンぽいんですが、仕事を聞くと、ホントに外資系のゴールドマンサックスのシンガポール支店のトップだったのです。年収は10億をこえるんじゃないかという話です。
だいたい一人1時間半くらいのドライブを繰り返します。
次は野田英樹選手がドライブします。彼は3人の中ではダントツのタイムを出すので、24時間の長丁場、うまくスケジュールして彼のドライブを有意義に使わなければいけません。
順調にドライブを重ね周回を重ねていきます。トップはプジョー、それに続いてアウディです。
こちらは夜11時くらいになってようやく暗闇に包まれます。その中で最高時速300kmをこえるスピードでドライブします。野田さんに聞くとほとんどハッキリした視界は得れなく、感覚でドライブすることも多々あるとのことです。

夜中2時過ぎになるとパラパラ雨が降り始め、すぐに本格的な雨になりました。気温は一桁、めちゃめちゃ寒いです。
治療の方はモーターホームと言われるトレーラーの中でします。出走する前と後にです。この時間だけは野田さんと二人きり、緊張した雰囲気の中、リラックスした会話も行います。

寒さに震えながら治療待機してた早朝5時過ぎ、ツラい報告がピットから入ってきました。ギアボックストラブルで走行不能に陥りリタイアを余儀なくされた、と。ここでボク達の挑戦は終了しました。
レース終了は15時。サーキットで観客の一員として楽しみました。

アウディが逆転して優勝、4連覇を飾りました。最後はマシンが数珠繋ぎでコースを回ります。走りきったチームはチームメートと抱き合いながら喜びを分かち合ってます。
来年こそはボクもチームの一員として喜びを分かち合いたいです。
宿泊のシャトーで野田さんを含めた皆さんで打ち上げをしました。皆さん来年に向けてすでに気合い十分でした。

詳細はまたトレーナー報告で。
写真もたくさんのせます。お楽しみに。





















